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2004/10/31 
「治験データの捏造を防ぐ」

翡翠「ねえ、ね!『ミラクルマッシュルーム』って知っている?」

ひで「なに、それ?」

くも「今ね、高校生の間で流行っているんだってさ。」

ピクミン「どうして?」

ドンドン「それを焼いて食べると、ハイになれるとか、やせられるとか、夜遅くまで勉強ができるようになるとかって、売りつけているのがいるんだってさ。」(フィクションです。by ホーライ)

秘密研究員「ってことは、それヤクと同じじゃない?」(フィクションです。by ホーライ)

メタルナイト「そうらしい。」(フィクションです。by ホーライ)

よっきゅん「じゃ、早いとこ規制をかけないと。」(フィクションです。by ホーライ)

ブライアン成田「でもさ、規制をかけても駄目じゃない? 覚せい剤だって麻薬だって、もう何十年も前から法律で罰せられるのに、根絶できてない。」

ふじおねえ「そうよね。・・・・・・どうして? どうして、法律が有っても、それを知っていても、根絶できないの?」

震電「うむ。そうだな〜〜。多分さ、見つかって捕まらない限りはオイシイ商売だからかな? 警察も、そうそう全国的に麻薬専門に雇えないし。」

kaizer11「泥棒だって同じさ。それこそ五右衛門の時代から罰せられると知っていながら、根絶できてない。」

デーモン部長「お〜〜い、みんな総会、お疲れ様! そんでもってさ、みんなさ、自宅に帰るとドアに鍵をかけるよね? どうして鍵をかけるの?」

プリンセス・オーロラ「だから、それは泥棒が入ってきたりしたら困るし、身の安全を考えてよ。」

デーモン部長「あのさ、僕は新潟の小さな田舎の村で生れ育ったんだけどさ、昼間はもちろんのこと、夜でも鍵なんてかけない家だって有ったんだわさ。どうしてだろうな?」

しまうま「え!? 鍵をかけない?」

デーモン部長「そうなんだな。今でも、昼間なんて、みんなさ、勝手にガラガラって戸を開けて、こんちわ〜〜! なんてやっているゾ。」

デーさん「それは、みんなが知り合いだからじゃないかな? 今回の新潟の地震でも近所の人たちがすぐに集団生活を始めている。あんなこと、都会では難しいと思うな。」

ルーシー「じゃ、どんな時に、私たちって、ルール違反をするのかしら?」

ルパン三世「赤信号、みんなで渡れば恐くない、かな。」

こさめ「それだけかしら?」

2004/11/1
スナフキン「あとは・・・・・・昨日の麻薬のように、捕まらない限り、自分の利益になるってのも有る。」

くりこ「捕まったとしても、そのマイナスより、自分が得る利益のほうが大きいとか。」

大黒「うんうん、そんなとこかな・・・・・・」

社長秘書「逆にさ、バレたら自分の不利益になる時にも、ルールを破るというのもあるんじゃない? マージャンでいかさまをする時とかね。私はマージャン知らないけれど。」

るみ子の酒「そうね。ありえるわ、その考え方。」

オチケン「バレタラ不利益という意味では、社会的なダメージを一時的に隠したい時にも、そうじゃないですか? 最近の、ある自動車メーカーのように。 あとでバレたら、もっとダメージが大きいのに、その時をしのげばいいとやっちゃうとか。」

十条「自分のプライドを守るため、とか、マイナスのイメージを隠すためにやることもあるんじゃないか?」

JOYママ「特にプライドが高ければ高いほど、その傾向は強いかも。」

ぷか「見栄っ張りも、ルール違反をしそうだ。」

カッコ亀井「こんなのも有るんじゃないのかな? 誰か他人に脅かされて、やむを得ずやったとか。」

MT「うん、それも有りえる。ドラマにもよく使われる手口だよね。」

ぽちりん「今、フト思ったんだけど、治験のデータ捏造も、同じことが言えないかしら?」

BECK「うん?どういうことっすか?」

ぽちりん「どうして、治験や非臨床試験、製剤試験なんかの新薬承認申請のデータ捏造は有るのかってことよ。」

ハレ〜「なるほど。データ捏造もルール違反だ。無意識にやってしまったミスやヒューマンエラーとかではなくて、『故意に』データを改竄するってことだな。」

ヨネヤマ「そうだよ。それって、人間の心と行動の問題として、犯罪と同じことだと思わないか?」

ちゃちゃ「じゃ、どうして『データ捏造』って起こるのかしら?」

黒丸「治験で言えば、どうなるんだろう?」

フロリス「ちょっと大袈裟で語弊が有るのを承知で言うのだけれども、『誰か他人に脅かされて、やむを得ずやった』の『誰か』というところに、モニターや、教授、部長、とか当てはまるんじゃないのかしら?」(フィクションです。by ホーライ)

さら「ありがちなのは『自分のプライドを守るため、とか、マイナスのイメージを隠すため』のほうじゃない?」

かずさ2号「どんな時だろう?」

みっちーK「たとえばさ、医師の凡ミスでプロトコルで大切な検査をやるのを忘れたので、数字を作ったとか。」(フィクションです。by ホーライ)

まひな「うん、なるほど。ありえるかも。金儲けというのはどう?」

トトロ「そうだね・・・・・・治験参加者一人あたりに治験依頼者が払う費用は病院のIRBで審査されるはずだから、そちらでは無く、裏から回したお金なら、有るかも。」(フィクションです。by ホーライ)

ゆーり「どの業界にも有り得る話しだ。政治家と企業の間とか。」

みかん「悪意ではなく、自分では良かれと思いやることも考えられるわ。」

港野陽子「え?そんなことある?」

みかん「たとえば、『これは、画期的な新薬だ。早くデータを集めて承認して市販されたほうがいい』と思ったとか。」(フィクションです。by ホーライ)

パピヨン750「う〜〜〜ん、可能性は否定できないけれどね。」

ぼつ「じゃ、どうやったら、そんな捏造データを見つけることができるんですか?」
2004/11/3
ぼつ「じゃ、どうやったら、そんな捏造データを見つけることができるんですか?」

のん「よく言われるのが筆跡よね。」

薬師寺「ああ、同意書の筆跡が全部同じだったとかですね。イカンです!! タッタッタッタ・・・」

ヨコタテ「一人の治験参加者なら、原資料間で矛盾を見つけるとかなんじゃないですかねぇ。」

織姫「数字がきれいに並びすぎているとか、逆にきれいにバラツキすぎているとか。」

みたらし大福「・・・・・・なんかさ、疑りだしたら、きりが無くないかい?」

なつき「そうだよね。これじゃ、まるでいたちごっこだわ。だったらさ、捏造させない方法を考えたほうがいいと思うけど。」

やまちゃん「そんなうまい方法が有るかしら?」

デーモン部長「ほら、今週の初日に話した『田舎ではドアに鍵をかけない』っていうことがヒントにならないかい?」

ゆみぴー「あれ?どうして田舎ではドアに鍵をかけないんだっけ?」

やなか爺「確か、あの時は『みんな、まわりが知り合いだから』じゃなかったかな?」

翡翠「そうね。・・・・・・でも、そんなこと言ったら、モニターも医師も知り合いでしょ?」

ひで「そうですが、なかには、ビジネスライクの人もいますよ。」

くも「そうだね。どちらかと言うと、ビジネスライクな関係になりがちかも。」

ピクミン「ビジネスライクにならなければ?」

デーモン部長「すご〜〜〜〜く知り合いになるってことかいな?」

ドンドン「あはは! でも、どうやって?」

秘密研究員「知り合うってことは出会っただけだ。そこから、隣組の人たちにもっていくことだ。」

メタルナイト「どうやって?」

よっきゅん「・・・・・・難しいわね。出会ってすぐには無理よね。」

ブライアン成田「時間をかけている余裕は無いよ。」

ふじおねえ信頼関係よね。」

震電「そうだ。モニターと医師やCRCとの信頼関係かな。」

kaizer11「治験依頼者 対 治験実施医療機関 なら、それでもいいけれど、企業内はどうする?」

プリンセス・オーロラ「企業ぐるみでクレーム隠しって、今、話題だものね。」

しまうま「・・・・・・ですね。どうします?」
2004/11/4
プリンセス・オーロラ「企業ぐるみでクレーム隠しって、今、話題だものね。」

しまうま「・・・・・・ですね。どうします?」

フラワー「GCPではデータの信頼性を確保するための条文が有るのよね。」

デーさん「答申GCPの目的に『本基準は・・・(中略)・・・治験の科学的な質と成績の信頼性を確保することを目的とする。』と有る。」

ルーシー「そうよ! だったらさ、GCPを守ることがデータの信頼性確保に繋がるんじゃないの?」

ルパン三世「でも、法律が有っても泥棒は根絶できない。」

ルーシー「・・・・・・でした。」

フラワー「監査はどう? 監査は『通常のモニタリング及び治験の品質管理業務とは独立・分離して評価することにある。』ってあるわよ。」

こさめ「それも、さっきの論法で言うと、法律が有っても・・・・・・だわ。」

スナフキン「じゃ、一体全体、どうすればいいんだ?」

くりこ「みんなで考えましょ。」

大黒「どうしたら、企業ぐるみのデータ捏造を防げるかを、だな?」

社長秘書「誰が考えるの?」

くりこ「だから、みんなで。」

るみ子の酒「その『みんな』が企業ぐるみのデータ捏造に関わるのよ。それを、その『みんな』がデータ捏造をどうしたら防げるかを考えるの?」

オチケン「そういうことを考える企業なら、データ捏造しないんでしょね。」

十条「多分。」

JOYママ「・・・・・・って、ことはね、どうしたら『データ捏造を防げるかを考える』ことが『データ捏造防止』になるってことかしら。」

ぷか「そうかもしれない。そうでもないかもしれない。」

カッコ亀井「難しい。」

MT「そう、難しい。これは心の問題だからだ。」

デーモン部長「じゃ、ここいらで、僕のスペシャルコーヒー11でも飲んでさ、ゆっくり考えようか?」

ホーライ「今回のブレンドは?」

デーモン部長「お!さすが、社長、よくぞ聞いてくれました。それがですな・・・・・・(残念! 紙面が尽きた! by  ホーライ)
2004/11/7
「QCというお仕事」


ヨ−イチ「先週のテーマだった「捏造」はともかくとして、せめてデータの信頼性だけは確保したいな。」

まひな「そうそう。ということで、今週はQCよ。フラダンスもモニタリングも基本が大事!」

ヨ−イチ「まずは、モニタリング報告書を書くべ。」

まひな「え〜〜と、昨日は、XXX病院のZZZZ先生に会って、現在進行中の治験についてフォローっと。」

ヨ−イチ「僕は、●●●先生のアポで、ケースカードの回収、SDVで一部、記載漏れが有ったので、追記してもらう。」

まひな「・・・・・・OK。モニタリング報告書の記入漏れは・・・・・・無しと。さて、メールを開けようかしら。」

ヨ−イチ「・・・・・・ということで、来週の水曜日に次のケースカードの回収を予定、と、終り。提出ボタンをプシュっと。あら? アラームが・・・・・・あ、そうか、モニタリングの日時を入れ忘れていた。・・・・・・今度こそ、行け! 良し。んじゃ、僕はメールの処理の前に、回収してきたケースカードをDMに提出してくるか。おっと、その前に、この複写の一枚はモニタリング部門での控えをファイルだった。」

デーモン部長「お〜〜い、ヨ−イチくん、僕の新しいコーヒーを飲まないか?」

ヨ−イチ「あ、今、急いでいるんで、また、あとで。」(うまい! by ホーライ)
2004/11/8
■「モニタリング報告書点検者」のQCとしての仕事・・・「モニタリング報告書」でフィードバックすべき事項の確認


カッコ亀井「さてと、モニタリング報告書の点検と承認作業っと。・・・・・・っと、なになに、▼▼▼先生が、また逸脱か。これはちょっとまずいな。善後策を打たないと。キャサリン立川さん、▼▼▼先生が、また逸脱をしているね。どうなってんだろう?」

キャサリン立川「ええ。再発防止のために、何度もプロトコルを説明したし、CRCの方にも協力してもらっているんですが、勝手にどんどん治験を進めるタイプで、途中の血液検査を忘れるんですよ。」

ヘンリー川崎「それはいかんな。再発防止策としては?」

キャサリン立川「CRCの方に必ず、医師の診断の前に採血をしてもらい、その後、治験責任医師に行くというフロー図を書いて、患者さんに渡してもらったんです。」

カッコ亀井「じゃ、どうして、それでも採血忘れがあるの?」

キャサリン立川「先生が、勝手に診察室に患者さんを呼んで、自覚症状だけ聞いて、返しちゃうんです。」

デーモン部長「あらら、それは困ったもんだ。」

キャサリン立川「なので、今度から、薬剤部にお願いして、採血済みのカードを持ってきた患者さんにしか、治験薬を渡さないようにしました。」

カッコ亀井「なるほどね。じゃ、それで採血ミスが無くなるといいね。」

キャサリン立川「ええ。これでミスはもう無くなるとは思うのですが・・・・・・。」

デーモン部長「それでも続くようなら、最後の手を考えようか。」

キャサリン立川「ですね。」
2004/11/9
■DMのQCとしての仕事・・・データ入力画面の設計と入力ルールの確認


ふじおねえ「それじゃ、HORAI−SAS10−8790のデータ入力画面の説明をするわね。」

ぽちりん「これは、基本モジュールから持ってきて作った入力画面ですか?」

デーさん「ええ、概ねはそう。でも、一部、今回の治験用に変更をしたので、そこを中心に説明するよ。」

翡翠「お願いしま〜〜す。」

ふじおねえ「今回の治験の一番大きな特徴は、同意が3回必要というところ。みんなも知っているわよね?」

ピクミン「ええ。最初の組み入れの時と、治験薬投与直前。そして、用量変更の時でしたよね。」

デーさん「そう。最初の同意は普通の治験と同じだけど、2回目と3回目は、XXXXXの測定値とリンクしていないと駄目なのも分かってる?」

ぽちりん「ですね。XXXXXの測定値をクリアした方だけが、次のステップに進むわけで、その時に、同意を取るんでしょ?」

ふじおねえ「そう。だから、XXXXXの測定値が基準外なのに2回目、3回目で同意を取得していたら、それはプロトコル違反の可能性が有るので、その時はアラームがでるようにしたのが、今回の一番の特徴ね。」

翡翠「そうりゃそうだっと。で、そのためには?」

デーさん「そのために、今回は、画面の4をクリックして、そこに●●●というボタンが有るでしょう?そこをチェックするんだ。そして・・・・・・」

デーモン部長「ふふ〜〜ん♪ こんちわ・・・おっと、ここも、コーヒーブレイクにはまだ早いようだな。」
(今、ヒマなのはデーモン部長だけだと思う。あ、そうか、最近はホームページで忙しいんだっけ。 by ホーライ)
2004/11/10
キャサリン立川「契約書の日付と治験薬の出庫の日付を確認しないとね。だいぶチェックしないといけない資料がたまってきたわ。頑張らないと。」

秘密研究員「あれ?ここのモニタリング報告書と、こっちのモニタリング報告書との記載内容が矛盾しているぞ。きっと本人は気づいていないんだな。 本人にフィードバックしておかないと・・・・・・。え〜〜と、フィードバックのボタンは・・・・・・これか。×月●日のモニタリング報告書と▼月■日のモニタリング報告書の***に記載の矛盾がありますので、ご確認ください、っと。ボタンをプシュ!」

港野陽子「治験の品質は、資料を作った自分が一番の責任者だから、私のQC業務も、これまた私自身の仕事として質を確保しないといけないのよね。」

デーモン部長「僕のコーヒーの品質はいつだって、100%だと思うけどな。」

ぼつ「ええ。でも味がイマサンなんですよね。」

デーモン部長「そうなんだな。質はいいけれど、薬そのものに効果が無ければ、どんなに頑張ったところで、新薬として世に出ない。あたりまえじゃがな。」



翡翠「ロジカルチェックにひっかっかってきた、この値は正しいのかしら? まんざら無くも無い値なんだけどね・・・・・・。モニターに確認しないと。」

ピクミン「DCFの返答は・・・・・・ああ、そういうことか。新しいデータとして入力するか。CDF番号34−1に対する回答は・・・・・・と。入力終り!」

ふじおねえ「CRFの回収状況はどう?」

デーさん「当初の目標を若干下回っていて、今日現在で、回収率は92%です。」

ふじおねえ「フィックスしたCRFは何例あるのかしら?」

ぽちりん「え〜〜と、189例です。全体の7割位です。予定と比べると・・・・・・達成率は8割くらいです。」

ふじおねえ「う〜〜ん、申請日を考えると、ギリギリだわね。もし、当初の予定より8割を切ったら、アラームを出して、派遣社員を採用するよう、提案しましょうか。」

デーさん「そうですね。」

デーモン部長「わしなら、いつだもヒマだぞ〜〜〜!! 多分、手伝えるぞ。」

ぽちりん「あ、デーモン部長は確か、『モニター認定証』を剥奪されたままですよ。」

デーモン部長「あら? いつのまに。。。。。」

翡翠「ちょうど、デーモンスペシャルブレンド3の頃だったと思います。」

デーモン部長「これまた、データベースがしっかりしていること。。。。」
2004/11/11
■そして最後のQC業務


大黒「じゃ、総括報告書の読み合わせとチェックをするか。」

のん「OK! 今日は、本文中にある「重篤な有害事象一覧表」と別冊にある「一覧表」の整合性確認ですよね?」

大黒「ああ、そうじゃ。わしが、別冊の一覧表の中から、重篤欄にチェックが入っている有害事象の症状と被験者番号を言うから、そっちに正しく反映されているか、見てくれないか?」

のん「了解。さ、気合を入れてやりましょうか。え〜〜と、水と飴とチョコレートと目薬・・・・・・これがないと私だめなのよ。」

大黒「わしは、最近視力が低下傾向にあるので、今日からコンタクトじゃよ。これって、労災じゃないかい?」

デーモン部長「僕の老眼もそうかな?」

社長秘書「それは、正しい老化現象だと思いますよ。」

のん「じゃ、行きますか。」

大黒「ほい。やりますか。」

のん「え〜〜と、最初からね。被験者コードリスト、有害事象名、処置、発現日、消失日の順番に読んでいきます。
 233−1番、骨折、ギブス固定、2004年10月10日、2004年11月10現在未治癒
 255−2番、嘔吐下痢症、入院の上点滴、2004年5月3日、2004年5月7日治癒
 ・・・・・・。」

大黒「あ、ちょっと待って、今の345−6番は、大腸炎?」

のん「ええ、そうです。」

大黒「これ胃腸炎になってるぞ。チェックと。」

のん「・・・・・・ふ〜〜っと。これで半分終りね。あと何例有るのかしら?」

大黒「え〜〜と、あと20例だな。」

のん「1ページの確認に、大体1分かかるから、遅くとも、あと30分あれば、終わるわね。」

大黒「じゃ、5分ほど休憩入れて、次へ行くか。」

のん「はい、そうしましょう。」

デーモン部長「待っていました! 僕のブルーベリー入りスペシャルコーヒーはどう?疲れ目にいいよ。」

社長秘書「あ、私は目薬派なので。」(うまい! by ホーライ)

デーモン部長「ところでさ、QCの一番大切なことって何?」

社長秘書「各自の意識と連携ね。」

デーモン部長「なるほど。僕のコーヒーは連携がまずいんだな。」(そういう問題ではないと思う by ホーライ)
2004年11月13日

「ホーライ製薬の合併」

ハレ〜「今週は戦略会議です。」

みっちーK「随分、久しぶりじゃない?」

かずさ2号「え〜〜とね、社史によると2004/6/27以来だね。半年振りかな。」

さら「う〜〜ん、いかに社長がいい加減なのかが分かるわね。」(あはははは〜〜 by ホーライ)

ハレ〜「さて、実は我が社に合併の話が来ています。」

フロリス「おっと〜〜〜〜! いきなり凄い技が出ましたね。」

黒丸「え〜〜! 相手はどこ?」

ハレ〜「ライホー薬品。」

ちゃちゃ「これまた安易な名称設定だこと。」(あはははは〜〜その2 by ホーライ)

ヨネヤマ「で、どうすんの?」

ハレ〜「株主総会で決めようと社長が言ってたよ。」

BECK「で、誰が株主なんすか?」

ハレ〜「今のところ、このホーライ製薬に勤めているみんなしかいないらしい。」

ぽちりん「なるほど。じゃ、私たちで決定しろってことね。」

ハレ〜「そういうこと。いつものことながら、自分たちのことは自分たちで決めろってさ。」

MT「ところで、どうしてライホー薬品から、うちに打診が来たの?」

ホーライ「いい質問です。これから考えます。」
2004年11月14日
ホーライ「まず、ライホー薬品の開発パイプライン不足がある。向こう5年間は新製品がでないとのことだ。」

カッコ亀井「ふ〜〜ん。なるほどね。でも、ライホー薬品としては導入という手も有るよね。」

ぷか「うん、それも当然、向こうも考えたらしいわ。でも、結局のところ、導入は導入でしかない。ウマイところは導入元に全部持っていかれる場合もあるからね。」

JOYママ「それと、ライホー薬品の株価も下落を続けているみたいね。三期連続赤字を出しているわ。」

十条「それってさ、うちが合併したら、やばいんじゃない?」

オチケン「ですよね。こっちだって、社長の稼ぎが悪いから、黒字と言ってもかろうじて黒字という状態でしょ?」

るみ子の酒「ライホー薬品も、それなりの努力をしているらしいわ。例えば化粧品部門を売却したり、採算性の悪い製品を他社に売ったり、もちろん人員削減もやっているとのことよ。」

社長秘書「そんな努力をしても、まだ駄目だというのかしら?」

大黒「多分ね、長期的に考えているんじゃないかな。」

くりこ「そうか。大手の合併やら外資系の攻勢とか、大変だものね。」

スナフキン「ああ、ますますこれから大変なるだろうし。。。」

こさめ「でも、今回の話って、うちにとってのメリットも有るんじゃないの?」
2004年11月15日
ルパン三世「うちにとってのメリットは、もちろん、今まで進出していない領域の治療薬をラインアップに追加できることだよね。」

ルーシー「モノだけ?」

デーさん「あとは、ライホー薬品は、ホルモンや生体成分の領域で、新薬を見出すノウハウを持っている。ここがうちは弱い。」

しまうま「もちろん、人材も豊かになる。」

プリンセス・オーロラ「じゃ、合併するとしての問題点は?」

kaizer11「まず第一に問題になるのが、給与体系の違いだ。」

震電「おっと!それは聞き捨てならないな。で、どうなの?」

ふじおねえ「ホーライ製薬とライホー製薬のモデル計算だと、単純に言うと、ライホー薬品のほうが、2割ほど安い。」

ブライアン成田「ということは、うちの月給が平均的なモデルとして32歳で、手取り●●万円だから・・・・・・。」

秘密研究員「こういう場合、どっちに合わせるのかな?」

ドンドン「たいていが、安いほうじゃないかな?経営陣にしてみればそうだろう。」

ピクミン「でもさ、そうしたら、ホーライ製薬の優秀な人材流出にも繋がりかねないよね。」

くも「お金の問題だけじゃない。社風や文化も違う。」

ひで「そうだろうね。こちらは中途採用だけなのに、ライホー薬品はほとんどが新卒採用だけだ。」

翡翠「仮に合併したとしたら、SOPはどうなるのかしら?」
2004年11月16日
やなか爺「もし合併した場合のSOPだけど、いろんなパターンが考えられるんじゃないか?」

ゆみぴー「うん、たとえばさ、両社のSOPの良いほうを取って、新しいSOPを作るとか、あるいは、どちらか一方のSOPに統一するとかね。」

やまちゃん「でも、そのSOPができるまでに走っている治験は、じゃ、どっちのSOPでやるの?」

なつき「多分、走り始めた時のSOPで続けることになるんでしょうね。」

みたらし大福「それしかないでしょう。ただし、走っている治験であっても、きりのいい時から、新SOPに合わせるようにするとか。」

織姫「じゃ、どこからどこまでは、どのSOPでやっていて、どこからは、どのSOPに基づいて実施したという記録が必要になるわけね。」

ヨコタテ「そうなるんだ!?」

薬師寺「あらららら・・・こりゃ、大変だぞ!タッタッタッ!!」

のん「契約の変更も、いっきにやり直さないといけないよね。」

ぼつ「げ〜〜〜!そうだね。一部、読み替えでお願いしますということにはなるとは思うけれど、それでもなんらかのアクションが発生するわけだ。」

パピヨン750「あとね、スペースの問題もあるよね。」

港野陽子「そっか。人間が増えるんだから、机やパソコンも増やさないといけない。」

みかん「それに、先方の治験資料もだ。」

ゆーり「どひゃ〜〜!こりゃ、大掛かりな仕事になるぞ。」

トトロ「そして、ポスト争いになる。」
2004年11月17日
まひな「ポスト争いね。よく耳にするけれど。」

ヨ−イチ「単純な話し、大阪支店長は今は、両社が一名ずついたとしても、合併したら、そのまま二人を大阪支店長にしておくわけにはいかないよね。」

フラワー「あらら。そうなると、私たちもだわね。」

まきろん「そうね。。。たとえば、開発のパイプラインを見直した結果、今、開発中のものや、これからやろうとしているものを他社に売却することも考えらるわ。」

みっちーK「そうなると、そのプロジェクトに携わっていた人たちをどうするか、よね?」

かずさ2号「今回は対等合併になるの?それともうちが向こうを吸収する形?」

さら「現時点での市場価値から言ったら、こちらが向こうを吸収するという形でしょうけれど、多分、世間的には『対等合併』という発表になるんじゃないかしら。」

黒丸「国内の5位と8位の合併だものね。」

ちゃちゃ「さて、みなさん、どうしますか?」

ヨネヤマ「もし、うちが断ったら、ライホー薬品はどうするんだろう?」

ハレ〜「別のパートーナーを探すか、もっとこちらに有利な別の条件で交渉してくるか、独自路線でやるだけやるか。。。」

社長秘書「はい、じゃ、多数決で決めます。合併に賛成の人は挙手を。・・・・・・今回は、見送りとなりました。」

BECK「これからも、まだまだ、この手の話が浮上してくるんだろうな〜〜〜〜。」

ぽちりん「そうでしょうね。」

MT「はい、じゃ、仕事、仕事。」

デーモン部長「おっと、その前にデーモンスペシャル18はどう? 今回は滋養強壮に凝ってね、赤マムシの粉を小さくこまかくそしてね・・・・・・(F.O.)」
2004年11月20日
【モニタリングの委託】

ふじおねえ「今やっているEDの治験「HORAI-E±2004Z」だけど、先々週までのCRFの回収率は目標の80%だったけど、今週はどう?」

デーさん「はい、これ。先週末の実績で75%まで下がってきました。」

ふじおねえ「まずいわね。ちょっと、デーモン部長にかけあいに行きましょう。」

ぽちりん「はい、よろしく!」

ふじおねえ「デーモン部長! コーヒーのブレンドのお忙しいところを失礼ですが・・・」

デーモン部長「ん?なんじゃいな?」

デーさん「『HORAI-E±2004Z』の回収率が当初の目標値に比べて75%の危険水域に入りました。」

デーモン部長「あらら。そりゃ危険だ。」

ふじおねえ「で、ルールでは75%まで下がった場合、モニターの派遣か、委託をすることになっています。」

デーモン部長「おおお。そうじゃった。そういう作戦だったな。」

ぽちりん「で、作戦実行でいいですか?」

デーモン部長「もちろんだよ。で、あては有るの?」

ふじおねえ「ええ。この作戦ではあらかじめ目標値の85%まで下がったところで、CROの委託先を調査開始になっていますから、すでにカッコ亀井さんとこさめさんと、のんさんが、臨床リーダーのプリンセス・オーロラさん、サブリーダーのブライアン成田さんと検討してあります。」

デーモン部長「へ〜〜!たいしたもんだ。で、どういう調査結果なの?」
2004年11月21日

カッコ亀井「これが調査結果です。今のところ、委託先としてはA社、B社、C社があります。」

デーモン部長「へ〜〜。A社とB社は大手だけど、このC社は初めて聞く会社だね。」

こさめ「ええ、先日、売り込みに来まして、調査したら、まぁまぁだったんです。こちらも選択肢を多く持っていたいですからね。」

デーモン部長「そりゃそうだ。で、どこにするの?」

のん「それが困っているんですよ。」

デーモン部長「なんで?」

プリンセス・オーロラ「相見積もりを取ったのですが、A社とB社は、いつもの通り、予想どおりでした。」

デーモン部長「だろうな。で、C社は?」

ブライアン成田「それが、他の2社に比べて、はるかに安いんですよ。」

デーモン部長「へ〜〜。どれだけ安いのさ。」

カッコ亀井「ほかの2社に比べて、3割は安いですね。」

デーモン部長「お〜〜!! そんなに? じゃ、そこにしたら?コーヒー豆50年分位は買えるぞ!」

こさめ「ええ、金額だけみるとそうなりますがね。でもね・・・」

デーモン部長「でも、なに?」

のん「問題は、そのC社のモニターの質ですね。」

デーモン部長「そりゃそうだ。で、どうなの、そのC社のモニターの質は?」
2004年11月22日
ふじおねえ「そのC社は立ち上がったばかりで、実績が無いんですよ。」

デーモン部長「なるほどね。そりゃ、どこだって最初は実績なんてないよな。」

カッコ亀井「ええ、その通りです。」

デーモン部長「そうなると、何を頼りにC社のモニターの質をはかるんだい?」

こさめ「まずは、どれだけ教育されているかどうかですね。」

のん「あと、モニターの経歴とか経験年数です。」

デーモン部長「ん?会社には実績が無くても、モニターには経験年数が有るの?」

プリンセス・オーロラ「もちろんです。だって、立ち上げる時に、いろんな所から、モニターを中途採用するでしょう?」

デーモン部長「んだね。新人だけで立ち上げたCROって、あんまり無いだろうな。」

ブライアン成田「そこで、そのC社の教育記録や、モニターの履歴書や職歴を調査させてもらいまいした。」

デーモン部長「ん、で、どうなの?」

カッコ亀井「教育は、まぁまぁです。でも、これって、紙に残った記録だけですからね。」

デーモン部長「でも、やってないよりはましだろう?」

ふじおねえ「あたりまえです。でも、内容がどれだけのものか、どれだけモニターに教育効果が出ているかを判断するのは難しいです。」

デーモン部長「ん、で、どうやっての?」

プリンセス・オーロラ「まぁ、面接ですね。」

デーモン部長「なるほど、で、結果は?」

こさめ「悪くないです。」

デーモン部長「ほ〜〜。じゃ、どこに頼む?」
2004年11月23日
カッコ亀井「ええ、それで、今回はA社、これはB社とモニターの質は、ほぼ同じでしたし、過去に頼んだこともあり、その実績をとりました。」

デーモン部長「うん。A社ね。で、C社は無し?」

プリンセス・オーロラ「いえ、今後のこともあるので、ごく一部だけをC社にも委託しようと思っています。」

デーモン部長「なるほどね。A社とC社を比較対照試験するんだな。」

ブライアン成田「まぁ、そんなもんです。ただ、リスクを避けるために、A社に5施設なら、C社には1施設、という比率です。」

デーモン部長「うん、妥当な線かな。」

こさめ「金額も、全部をA社に頼むよりも安くなりますしね。」

のん「ただし、C社は我が社にとっては、初の委託ですので、しっかりとこっちでも、状況を把握しておくつもりです。」

デーモン部長「リスクマネジメントとしては、当然だな。」

ふじおねえ「もし、今回の結果、A社とC社で同等なら、コスト的にC社が優位になるかもしれません。」

ブライアン成田「うん、1回だけでは分からないけれど、ひとつの選択肢には、間違いなく成るだろうな。」

カッコ亀井「委託先としても、いろんなCROとパートナーシップを取っていきたいですからね。」

デーモン部長「これからは、CROもSMOも、価格競争から質的な競争まであって大変だ〜〜。」

プリンセス・オーロラ「でも、こちらの委託元にとっても厳しい選択肢が残りますよ。」

デーモン部長「ん?どんな?」

ブライアン成田「モニターが余剰人員になる可能性があります。」

デーモン部長「おおお!!そうだな。社内の質の悪いモニターよりも、もし社外の委託先に優秀なモニターがいたら、そっちのほうが人件費やら、なんやらで有利となったら、僕みたいなコーヒー部長は首が危ないわけだ。」

キャサリン立川「なんだ、自覚しているじゃないですか。」

デーモン部長「ブッーーーー、イタタタタ。今のは冗談のつもりだったのに。」

キャサリン立川「あ、私もですよ。」

デーモン部長「あは、あは、あはははは・・・・はぁ〜〜〜あ。。。。」(元気だしなよ!by ホーライ)


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