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バジルさんの治験体験記(7)


クリニックへ治験の報告に行った。

まず 血圧、血液・尿検査、心電図をとる。
今日は前の看護婦さんとちがい採血もうまく いっぱい血をとられた・・・そんなにとらなくても・・・と思うのだが。

治験コーディネーターのおばさんは 心配だったので 電話しようかと思ってたところだと言っていた。
気にかけてくれるだけでうれしいものだ。
患者の気持ちに添うというのはこういうことなんだと思う。 

今回の治験は中程度の頭痛のときに治験をはじめるんだけれど コーディネーターの話を聞いていると わたしのように 治験薬が効かなくて 鎮痛薬が効いたという人もいた(鎮痛薬は片頭痛初期には効くがピークには効かない。)・・・
どうもほかの人は軽度ではじめているようだ。
プラセボなのに薬が効いたという人が30%。治験薬が効いたという人が60%。
おかしいじゃないの?そんなにいっぱいの人が薬効いちゃ、プラセボなくなるんじゃない。


 この治験が終了してキーオープン(どの組の何番がどんな薬かっていうのを書いた紙を金庫に入れて保管しているらしい) となったときに わたしの飲んだ薬は3種類のうちのいずれか 教えてもらうようにお願いした。
ネットで読んだサイトでは治験薬がプラセボかどうかは薬が承認されても教えないと書かれていた。

『プラセボにあたったことを知った被験者は、その製薬企業や医療機関に対して悪い印象を持ち、周りの人にも言いふらすことが予想され 医療機関や企業イメージが低下し、製品売上等に影響したり その製薬企業の実施する治験への参加希望者が減少する可能性がある。』といったことを理由にあげていたが、これはおかしいと思う。

どうして治験に参加したのかという点を考えると 患者は企業や病院が情報を開示しないことによって 不信感を抱くのであって オープンになり 回答に納得できるものがあれば その企業や病院に対して信頼感を持つ。

今回身をもって証明したことは 頭痛のピークに頓服は効かない。トリプタン系の薬はピークにおいても力を発揮するということだった。

それから 交通費。
このお金はビミョウだ。交通費というには高額だ。働いて得た収入じゃないし、お小遣いでもらったものでもない・・・
お金にかわりはないのだが・・・遊びに使えるお金ではない。お金というものは使ったらいつの間にか消えてしまう。
お金が環流されることを願って 盲導犬協会へ寄付することにした。


以上が治験を体験して感じたこと、考えたことです。
あまりお役には立ちませんが・・・「また治験に参加しますか?」と問われたら、わたしは「参加します」と答えます。


・・・最後まで読んでくださって ありがとうございました。



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