ホーライ製薬の玄関

治験体験記トップ
バジルさんの治験体験記(5)


今回の治験薬の発売は2〜3年後だということなので、今 飲む薬として まだ飲んだことのないC社のトリプタン系の薬と救済薬として鎮痛薬をもらった。
 
次の日。朝からなんとなくいやーな予感はしていた。いつもなら お昼はけっこう食べるのに この日はあまり食べられなかった。案の定 午後から頭痛。治験の話を聞いて次の日に頭痛だなんて・・・
・・・治験開始か。。。

片頭痛の治験薬の服用は24時間前と24時間後の間は エルゴタミン、トリプタン系の服用禁止。そして服用6時間前と4時間後までは鎮痛薬も禁止。 

いつもなら 頭痛だなって思ったらすぐに薬を飲んでいるが 今回の治験の場合 中等以上の頭痛時に服用することになっていたので 「ああ、もうだめだ」っと思った午後5時に治験薬を飲んだ。治験薬の箱には銀色のテープがはってあり開けると 開封済みという文字が浮かび上がるようになっている。管理は厳しいんだな。

服用30分たっても変化なし。むしろ 頭痛が悪化して部屋の気温は31度だというのに手足が冷たくなってきた。体温の調節ができなくなってきた。布団にくるまる。吐き気もしてきた。。

今まで飲んでいたトリプタン系の薬なら30分くらいで効いてくるのに・・・プラセボか。
服用後45分経ってもどした。

もどしてしまったので クリニックに電話をかけてどうすればいいのか聞いた。
我慢できないようであれば 4時間経たなくても鎮痛薬を飲んでもいいとのこと。
薬を飲んで45分は経っているのでもし本当の薬なら少しは効いてくるはずだと思いそれから1時間くらい我慢した。

午後7時。治験薬は効かない。

プラセボだよ、これ。
鎮痛薬を飲んだ。。効かない。どうして、救済薬が効かない?
・・・あ、、よく考えてみると痛みのピークのときには もう手遅れで鎮痛薬は効かないのだ。
コーディネーターのおばさんが心配して電話をくれた。
「クリニックは明日お休みですが大丈夫ですか?」

「・・・・・救済薬も効きません。」






<つづく>

ホーライ製薬の玄関

治験体験記トップ
inserted by FC2 system