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バジルさんの治験体験記(1)


きっかけなんてこんなもんである。「製薬会社HPコンテスト」の「か」行の会社の中のサイトにあった一言からはじまった。
片頭痛の「市販後臨床試験」募集・・・のお知らせ。

わたしは10年来 片頭痛に悩まされてきた。最初のころは市販薬でも効いていたが それも効かなくなり、病院でもらう薬も効かないものとなっていた
。予防薬として処方してもらったカフェルゴットは 体質に合わず 吐き気がするので怖くて飲めなかった。もう、自分に合う薬はなかった。
片頭痛の3日間は嵐が去るのを待つといった雰囲気で、少しでも症状を緩和させる方法を考えながら気長につきあっていくしかないといった感じになっていた。


2年前。トリプタン系の薬が発売されるとの情報を得たときは 一筋の光明が差したように思えた。

処方箋を書いてもらうために 脳のMRIを撮り、脳の他の疾患での頭痛でないことを証明した。というのも、わたしのかかっていた病院では日本で新薬が発売されて たとえそれが世界で発売されており薬効がわかっていても 半年くらいは薬局に購入せず 薬が広く市場にでてから その様子をみての後 購入というシステムになっていたからだ。とても用心深かった。
しかし、片頭痛に効くことはわかっているので 先生と相談して「緊急」ということで すぐにトリプタン系の薬を購入してもらった。まさに待ち焦がれていた薬であった。

効き目は・・・ 確かに効く。しかし、わたしの場合の副作用としては効く前に気分が悪くなるので 飲みたくない部類の薬であったが。
それからのち いろいろなメーカーから トリプタン系の薬が発売され そのたびに試してみたが 似たようなものであった。
副作用が少ないものは効きが悪かったり・・・一長一短である。


頭痛は頭痛を知らない人にとっては 理解されないものである。
痛みの感じ方というのは人それぞれなので、「それくらいの痛み 我慢できるんじゃないの?」と思っている人も多いと思う。しかし・・・・我慢できる痛みじゃない。
だからこそ 副作用も少なく、痛みを緩和させる薬ができることを熱望していた。

<つづく>


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