2006年の夏に贈る
医薬品開発者にお奨めの100冊(その2)
治験関係の本からビジネス書、サブカルチャー、文芸書、そしてコミックまで。
(バイアスが入るといけないので、ランダマイゼーションしています。・・・・・つまり、思いつき、っていうわけです。)
2006/07/16
21 | ■「超」発想法* 野口悠紀雄氏の本はいつも、切り口が面白い。 読者に提示される問題の解決方法は、言われてみれば当然なのだが、言われてみるまでは思いつかないことばかりだ。 本書も「アイディアはいかにして生まれるか?」というテーマを独自の切り口で見せてくれる。 基本を忠実に、しかし、超人的に維持する。そこから発想が湧いてくる過程が納得する。 そして、誰もができる、というのがいつものとおり野口悠紀雄氏の提案方法だ。 その他に彼の本で参考になるのは以下のとおり。 ■「超」勉強法 ■続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法 ■ホームページにオフィスを作る ■「超」文章法 |
22 | ■アイデアのつくり方* アイデアの作り方の古典的名著。 全てのアイデア、発想法の原点はここにある。 この本にさらに具体的な手法を追加したのが次の2冊。(うち1冊は人材育成に繋がる) ■アイデアのヒント* ■アイデアマンのつくり方* *アイデアの本としては、野口氏の本と合わせて、上記4冊を読めば十分だ。 |
23 | ■頭がいい人の習慣術ドリル ■さらに頭がいい人の習慣術 実践ドリルでどんどん磨きをかける! 要領のいい人というのは確実に居る。 そういう人から自分にもできそうなことから真似ていく、というのが会社や組織における「スキルアップ」の基本だ。 それも習慣化するほどにしておくといい。(苦にならない。) 本書で勤続20年以上の「できる」人のスキルをサッサと盗んでしまおう! |
24 | ■[図解]頭がいい人、悪い人の話し方 これまた、要領を得ない話し方をする人って、必ずどこの会社にもいる。 逆にとても分かりやすい話し方をする人もいる。 どこにその差がでるのか? どうせ同じことを言うなら、ひとに伝わる話し方をしようね。 「バカ上司を話し方で見抜くチェックリスト」を読んでいたら、笑えた。 |
25 | ■「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール ブルーバックス 「プレゼンテーション」スキルはどんな職種に就こうとも欠かせないスキルだ。 これも上記の「話し方」に通じるのだが、うまい、下手、がいる。 本書では実践的で具体的な15の方法を伝授してくれる。 僕は、実際にこの本で、結構、稼がせてもらいました。 さらに以下の2冊を加えて、この「分かりやすい」シリーズはお奨めです。 ■「分かりやすい文章」の技術 ■「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール |
26 | ■15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ交渉術 非常にシンプルで分かりやすく、実践的な本です。 アサーティブやアクティブリスニングの研修を受けたことが有る人にとってはその復習として、まだ研修を受けていない人は入門書として最適です。 交渉は「Win-Win」の関係にするのが一番いい、と言われても、じゃ、どうするの? という具体的な例示をしている交渉術の本が少ない。 しかし、この本ではアサーティブの理論と実践編に分かれており、実践編では誰もが一度は体験する例を出して、分かりやすく「Win-Win」にする方法を提示している。 ありがたいことだ。 |
27 | ■ハーバード流交渉術 イエスを言わせる方法 ■決定版 ハーバード流“NO”と言わせない交渉術 ■日本人のためのハーバード流交渉術 交渉術に関してはこの3冊と上記の「アサーティブ交渉術」の4冊で完璧です。 この3冊はどちらかというと、論理的に交渉術を学びたい人用です。 でも、もっと実践的な本を!という方は次の本をどうぞ。 ■最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術―かけひきで絶対負けない実戦テクニック72 “あの”橋本弁護士の本である。 学者の理論ではなく修羅場を潜り抜けてきた弁護士の「実戦的」交渉術だ。 いやはや、恐れ入る。 これだけのテクニックを利用されたら、素人なんて赤子も同然だ。 この本を読んで交渉のテクニックを身に着けたとしても、それを実際に使うことが起きたら、それは幸運と言うべきか、不運と言うべきが迷うところだ。 いずれにしても、読み物としても面白いので、一読をお奨めする。 ビジネスソルジャーには必見かも。 駆け引きをどう演じるか? 早速、読んでみよう。 かけひきで絶対負けない実戦テクニック72のお披露目だ!! |
28 | ■科学者という仕事―独創性はどのように生まれるか 文献とエピソードが豊富な本なので、楽しく、また有意義な作りとなっている。 今更、科学者でもないよ、ということは無く、「独創性」というのは、どんな職業についても必要なものだ。 本書は独創性をつけるマニュアル本ではなく、それ以前の精神的バックボーンとしての科学者的態度を伝えてくれる。 日曜日の午後の読書として最適な本です。 |
29 | ■人望とはスキルである 「人望とはスキルである」と言い切っているところが、まず気に入った。 そして、まさにそうなのだ。 もちろん人望は無いよりは有ったほうがいい。 でも、人望なんてしょせん俺には(私には)無いわと諦めるのはこの本を読んでからでいい。 今日、たった今から実践できる行動、言葉が本書に紹介されている。 日常レベルの何気ないあなたの発言、行動が「人望」になる。 まぁ、それをやるかどうかは本人がどれだけ「より楽しく生きたいか」という気持ちを持っているかによるんだけどさ。 身に着けておいて損は無いスキル(学ぶことができる行動、発言)だと思う。 |
30 | ■心理学者は知っている リーダーシップのある人、ない人―部下を持つ人のセルフ・トレーニング 従来の「黙って、俺について来い!」というような日本的リーダーシップとは程遠いリーダーを目指す方のための本です。 誰だって、本書にあるようなリーダーの下で働きたいと思うのだが、そういうリーダーを見たことが無いというかわいそうな人もいるにちがいない。 そんな時は、自分がそういうリーダーになればいい。 そして、そのためには自らがどう振舞えばいいかを本書ではとても易しく解説してくれている。 |
31 | ■「成功おじさん」の最優先ルール ここで「成功する」とは単純に給料がアップするとか昇進するとかではない。 自分の人生を思う存分に満喫することを「成功する」と言う。 そのためのルールはたったの7つである。 しかもそれは、いたってシンプル。 100冊のビジネススキルやサクセスブックを読んでも、そこに書かれている内容を実行しないのなら本書に書かれているわずか7つの徹底的に実行するほうが価値がある。 何故なら、僕らは本の中に生きているのではなく、多くの異なる信条の人たちと複雑な国境をまたいで紛れも無い地球の上に生きているのだから。 第一のルールは「今、目の前にある仕事に奮い立て」だ。 |
32 | ■人生における成功者の定義と条件 格差が顕在化し、価値観が多様化する日本において、成功者とはいったい誰なのか? 世界で活躍する安藤忠雄、利根川進、カルロス・ゴーン、猪口邦子、中田英寿の5人と村上龍が語り尽くす。 「NHKスペシャル」での対談等をまとめる。 「自分の好きなことをしている」ことがキーワードになっている。 自分の人生を考え直したい時にいいかも。 |
33 | ■新米リーダー10のスキル―初めて部下を持ったその日から使える この本では新米のリーダーに必要だと著者が考えている10のスキルを紹介している。 紹介しているスキルの項目はどれも必要な事柄なのだが、その実践方法が少し外資系向きだ。(作者がアメリカ人なので当然なのだが。) 外資系向きだからと言って、国内系の会社で通用しないかというとそうでもない。 いや、そうでもなくなりつつあると言ったほうが適切か。 いずれにしても、実践的な方法が中心で、精神論はあまり無い。 そのような向きが好きな方には叙情的でない本書はお奨めです。 |
34 | ■駆け出しマネジャー アレックス リーダーシップを学ぶ 物語ふうになっているリーダーシップ修得本。 自信なし・経験なし・カリスマ性なし。 どこにでもいる普通のビジネスマン、アレックスは どうやってリーダーシップを獲得したか。・・・というように話は進む。 途中や巻末で基本スキルがまとめてあるので参考になります。 さらにこのアレックス・シリーズの下記の2冊も読みやすく、お奨めです。 ■駆け出しマネジャーアレックス コーチングに燃える ■駆け出しマネジャーアレックス モチベーションに挑む |
35 | ■モチベーション自己革命 タイトルのとおり、本書は誰のためでもない、自分のための本である。 おちこんだとき、どうすればいいか? 自分がおちこみやすい状況とは? もちろん、自分のためにだけでなく、ほかの人にも使える方法が具体的に書いてある。 (僕も最近、お世話になっております。) |
36 | ■コーチング力が身につくトレーニングノート 初めて「コーチング」について読む人には本書がお奨めだ。 ティーチングとコーチングの違い。その威力について。 例題を交えながら話が進むので、コーチングの基本が必ず身につく本だ。 |
37 | ■問題解決力を鍛えるトレーニングブック 問題解決力とは何か? 問題解決力を身につけるということは、どういうことか。 それは、ビジネスや日常生活の様々な場面において、迅速に問題を発見し、それに対して素早く、確実で、効率的な対策を考える力(習慣)を身につけるということである。 問題解決には、囲碁の定石のような体系化されたスキルがある。「基本手順」と「7つのツール」がそれだ。 バーチャル受講生と一緒に事例を解決していくことで、これらのスキルが無理なく確実に身につく本だ。 |
38 | ■道は開ける 新装版 カーネギーの古典的名著。 誰にだって枕を抱いて泣きたくなる日がある。 でも、明けない夜は無い。 いつだって道はきみの前にある。 カーネギーの本では以下も参考になる。 ■人を動かす 新装版 ■心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣 |
39 | ■やっぱり、あるある マーフィーの法則 実に優れた本だ。「失敗する可能性があるものは失敗する」でお馴染みの「マーフィーんの法則」を大脳生理学をもとに解説している。 笑えて、おもわずうなずくことばかり。 世界はマーフィーの法則に満ちている! 僕が好きな法則は「あなたの列は、いつも一番進むのが遅い」です。 |
40 | ■ポケット詩集 しょうもない言葉というものがある。 しょぼい言葉というものがある。 邪悪な言葉というものがある。 そんな言葉に心まで毒されそうになったら「ポケット詩集」を読むといい。 この本は少年、少女のために編纂された詩集だが、もちろん、かつて少年、少女だった人にもお奨めの詩集です。 現在、1巻から3巻まで出ています。 命の洗濯に、是非、どうぞ! ■ポケット詩集〈2〉 ■ポケット詩集〈3〉 |
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