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2006/7/1


今月のテーマは「医薬品産業で働く人に必要なスキル」です(その1)。


十条「医薬品産業界で働く人に必要なスキルを話し合えって、シャチョーが言っていたけれど、どうよ?」

JOYママ「ひとことで医薬品産業と言っても、いろんな職種があるからね。」

ぷか「それに、そもそもこの業界で働くために必要な特別なスキルって有るのかしら?」

カッコ亀井「うむ。シャチョーのことだから深く考えずに、なんだか分からないが、考えてみようか。」(すんません。 by ホーライ)

MT「そうね。どんな結果が出るか、楽しみだわ。その結果、私はこの業界に向いていませんとかって、ね。」



ぽちりん「まず、医薬品業界という大きなくくりとしてどんなことが要求されるかしら?」

BECK「正確さ、じゃないかな。」

ハレ〜「病院や調剤薬局の薬剤師には特に必要だね。」

ヨネヤマ「製造部門で働く人にも必要だよ。」

ちゃちゃ「分析を担当している人にだって、もちろん必要だ。」

黒丸「そうだね。人体に直接影響を及ぼす『薬』を扱っている限り、どの部署で働いていても、正確さは欠かせない特徴だと思うよ。」

フロリス「それでいて、大胆さも欲しいわ。」

りんご姫「なるほど。大胆に発想して、緻密に計算する、ということも基礎研究や開発では不可欠ね。」

捨て猫「基礎をやっている人なら、特に楽天家のほうがいいと思うな。」

べのした「そうかな?」

有馬街道「うん、だってさ、何千、何百の化合物の中から、これは!というものを探し出すには、あのデーモン部長のように超楽天主義じゃないとやっていけないよ。」(うんうん by ホーライ)

さら「忍耐強さも必要かしら。」

かずさ2号「ここまではスキルと言うより、性格的な話だね。」

みっちーK「そうね、医薬品業界に向いている性格かしらね。」



トモチカ「対人スキルはどうよ?」

ken2「必要だね。」

吉野川 みなみ「病院や薬局の薬剤師もそうだし、MRやモニターならなおさらだわ。」

さりさり「薬局の薬剤師やCRCの人たちは患者さんに薬の使用方法や気をつけないといけない副作用を分かりやすく伝える技術が必要で、それって、結構、難しいものがあるよね。」

ZOO(ズー)「特にお年を召した方が多い治験や病棟などでは普通以上にコミュニケーション能力が要求される。」

ペイン「単に対話レベルではなく、相手の表情やしぐさから何を望んでいるのか、要求しているのか、を感じ取ることも必要だ。」



アブラハム「MRやモニターにとっては、忙しい医師に簡潔に要点だけを話し、必要なことを聞き出すスキルも欲しいね。」

薬作り職人「ときには交渉能力も必要になってくる。」

おきょう「そうそう、特に医師に対する治験の登録促進とかCRFの作成依頼とか・・・・」



へい太郎「スキルとは違う話になるけれど、信頼される人、という要素も大事だと思うな。」

「うん。信頼できそうもない怪しげな薬剤師から薬を貰いたくないな。。。。」

あんころ「信頼されるためには何が必要?」

Binobin「う〜〜〜ん、たとえば、知識。」

ゆうこ「うん。薬に対する知識。患者さんにが質問したことに対して速やかに正しく伝えられるレベルの知識が無いと、信頼されにくいね。」

ムーミン「『落ち着いていること』っていうのは?」

アロウ「なるほど。知識だけでなく行動や見た目も大切だね。」

かりん「となると、清潔感も大切、と。」



アーリータイムズ「あとね、結構、文系にも近いスキルも必要よ。」

おかめ「例えば?」

通りすがりのお方「薬事法、GCP、GLP、GMP、GPSP・・・・・・などなどの法律を読みこなさないといけない。」

デーモン部長「うっうっう、アタマが痛い・・・・・・・」

キャサリン立川「私は眠くなるわ。」



りら「さて、そうなると、医薬品業界の人は大雑把に言って、どんな人なの?」

なつきさんのお嬢さん「正確さを重んじ、大胆に発想し、緻密な計算ができる人。」

チビ姫「どちらかと言えば楽天主義者のほうがよくて、しかも忍耐強い。」

パチョレック池上「コミュニケーション能力に優れていて、落ち着きがあり、信頼されていること。」

モニ太郎「そして、清潔感漂う文学者




デーモン部長「一体、誰があてはまるんじゃ?」


2006/7/9
★今週のテーマは「医薬品業界で働く幸福論」です。


りら「え〜〜〜〜っと、今週も訳が分からんテーマです。」

なつきさんのお嬢さん「そうね、シャチョーもだんだん観念的になってきたわね。」(^^;)

チビ姫「で、どう? 医薬品業界で働くことの幸福論って。」

パチョレック池上「そもそも、医薬品業界で働くことは幸福なのかしら?」

モニ太郎「みんなはどう?幸せ?」

りんご姫「まぁまぁかしら。」

捨て猫「ほかの業界と大差無いんじゃないのかな。平均的だと思う。」



べのしたこの業界で働いていると、どんなことが幸せと感じる?

有馬街道「画期的な新薬を開発できたとき。」

バカボン「難しい製剤を安定的に保存できる方法を思いついたとき。」

小桑院「ドクターや患者さんから病気が良くなったと言われたとき。」

さくら「自分が関連した治験薬が無事に世の中に出たとき。」

博多小町「仕事の効率が2倍になるようなSOPができたとき。」

カルシファー「一般的な仕事として達成感が分かりやすく出るのがこの業界の特徴かな。」

かぐや姫「逆に、それは達成するのが難しい、ということでもあるんじゃない?」

百年の孤独「と、言うと?」

Atsu-4「仕事でも遊びでも恋愛でも困難なものを制覇できたときほど、達成感が大きいよね。」

まきろん「うん。医薬業界は法律でガンジガラメの点がある。何か新しいことをやろうとしてもすぐにはできない。」

フラワー規制が多い業界だわ。」

ヨ−イチ「それも止むを得ないよね。生命に関連する業界だから。」



まひな「話を技術的なことに絞って言えば、よく言われていることだけど、一つの新薬が世の中に出るまでには多くの人と多くの時間と多額なお金が必要になってくる。」

トトロ「それに先週の続きではないけれど、大胆な発想と計り知れない忍耐が必要だ。」

ゆーり「物質のスクリーニングから始まり、安全性データの収集やADMEデータ、製剤の安定性と延々と続くデータ収集の日々。」

みかん「安定的な供給を満たす製造・製剤技術。」

港野陽子「常に最新の情報を提供し続けるMRへのサポート。」

パピヨン750「EBMだわね。」

ぼつ「基礎から製造販売後までの大きな流れの中で僕たちは働いていますね。」

のん「まるで駅伝みたいに、ひとつのたすきを次から次の人へと手渡している感じがする。」

薬師寺「今ではだいぶ分業化が進み、ひとつの技術を満たすためだけの会社でも出てきた。」

ヨコタテ「CROやSMOやCSOだね。」

織姫「でも、そんな分業化の中でも一つの製品を軸にして私たちは働いているんだわ。」

みたらし大福「えっと、まとめるとどうなる?」


医薬品業界で働く喜びとは?
・多少なりとも世の中の病気からの苦しみを軽減することに繋がる仕事ができる。

・それは成果として分かりやすい。(世の中に役立っている感が有る。)

・多くの人との繋がりを感じながら仕事ができる。

・困難な仕事が多いだけに、達成できたときは喜びが大きい。





なつきつらい時はどんなとき?

やまちゃん「治験でなかなか思うように患者さんの同意が得られないとき。」

ゆみぴー「安定な製剤ができないとき。」

やなか爺「うまい分析方法が見つからないとき。」

翡翠「意味も無くドクターに怒鳴られたとき。」

ひで「患者さんの役に立てなかったとき。」

くも「治験が全然、進まないとき。」

ピクミン「開発が最後の最後で中止になったとき。」

ドンドン 「実地調査のときに質問に答えられなくて頭の中が真っ白になったとき。」(^^;)

秘密研究員「つらい時っていうのは結局、仕事がうまく行かないときや行かなかったときだね。」

デーモン部長「わしはせっかくのコーヒーが冷めたときがつらいぞー!」
2006/7/16

今週のテーマは「モニタリングチームのリーダーに必要なこととは?」です。


メタルナイト「臨床開発、特にモニタリング部門のチームリーダーに必要なスキルや行動にはどんなものがある?」

よっきゅん「そもそもモニタリング部門のチームリーダーはどんな仕事をしてるの?」

ブライアン成田「それは会社によって様々だね。」

ふじおねえ「純粋にモニタリングだけを行っていればいい会社も有るし、モニタリングだけでなくプロトコルの作成から治験薬概要書の作成まで行う会社も有るわ。」

震電「この違いは会社の「臨床開発」に対する考え方の差でもあるし、効率化に対する考え方の差でもあるね。」

kaizer11「それに人手が無いから、ということも当然、有るよ。」



プリンセス・オーロラ「じゃ、ここでは単純にモニタリングを中心に行うチームを考えましょう。」

しまうま「単純にモニタリングを行う、と言っても、決して単純じゃないよ。」

デーさん「まずは、どんな仕事が考えられか列挙してみましょう。」



ルーシー治験を予定どおりに始め、予定どおりに終わらせる。しかも治験の質が高い。

ルパン三世「これがなんと言っても一番の仕事だよね。」

こさめ「この一番目の仕事(目標)を達成するために必要な事柄としては・・・・。


・チームメンバーのモニターの皆さんが仕事をやりやすいにように環境を整えてあげる。

・メンバーが目標を達成できるように方策を考えてあげる。その方策を実施しやすいように具体的に動く

・メンバーが挫けそうになったらみんなで助けることを考える

・全施設の治験実施状況を把握し、予定との乖離を防ぐ方法を考える

・メンバーのモチベーションを維持し続ける方法を考え、実行する



・・・・・・・という感じかな。」



スナフキン「上の多くが「●●を考え、実行する」とあるけれど、もちろん、これら全てをリーダーが一人でやるわけじゃないね。」

くりこ「そりゃそうだ。いくらリーダーと言っても体はひとつ。」

大黒チームメンバー全員が『リーダーシップ』を発揮しないといけないと思うな。」

社長秘書「そうね。『船頭多くして、船、山登る』ではいけないけれど、メンバーの自発的な協力は不可欠だわ。」

るみ子の酒「そうなるようにメンバーに働きかける、というのもリーダーの大事な役割ね。」

オチケン「じゃ、まず最初に必要なリーダーのスキルは『メンバーに自立してもらコミュニケーションが取れる』ということかな。」

十条「そういう思考回路が必要だということでもある。」

JOYママ「仕事の依頼方法も変わるわよ。『これこれをやって』と言う指示方式から『これをうまく進めるにはどうしたらいいと思う?』という質問形式になるといいわね。」



ぷか「コミュニケーションスキルも大事だけど、メンバー全員をゴールまでずっと引っ張っていくことも大切じゃない?」

カッコ亀井「うんうん、とっても大切だ。つまり『ビジョンが描ける』ということだね。」

MT「そのビジョンをメンバー全員が共有、共感、賛同してくれないと困るわ。」

ぽちりん「みんなのベクトルの向きが揃っていないと、力が分散して、非効率的になるわね。」

BECK「・・・・・・と言うことは、そのビジョンに向かって、みんなの意識を向けるスキル、っていうことですか。」

ハレ〜「その方向付けに大切な要素として『モチベーションを上げる』、つまりモチベーションマネジメントみたいなものがリーダーのスキルとして必要だと思う。」



モニタリングチームのリーダーに必要なスキル


メンバーに自立してもらコミュニケーションが取れる

ビジョンが描ける

モチベーションマネジメントができる





ヨネヤマ「モチベーションマネジメントって、例えばどんな?」

ちゃちゃ基本はしっかりと『褒める』、つまりメンバーを認めてあげる、ってことじゃないかな。」

黒丸「きちんとした仕事をしたら、それなりに褒める、って結構大切だと思う。何をやっても何の反応が無かったら、人間、誰もがくさっていくよ。」

フロリス「具体的には、目標症例数を予定より早く達成した、とか。」

さら「そうね、そういうところがモニタリング部門のリーダーとして特有なスキルだと思うわ。」

かずさ2「ほかに、モニタリング部門のリーダーとして必要な特異なスキルってあるかな?」


(このテーマは次週にも続きます。)
2006/7/22
今週のテーマは「モニタリングチームのリーダーに必要なこととは?(その2)」です。


(先週からの続き)

ヨネヤマ「モチベーションマネジメントって、例えばどんな?」

ちゃちゃ基本はしっかりと『褒める』、つまりメンバーを認めてあげる、ってことじゃないかな。」

黒丸「きちんとした仕事をしたら、それなりに褒める、って結構大切だと思う。何をやっても何の反応も無かったら、人間、誰もがくさっていくよ。」

フロリス「具体的には、目標症例数を予定より早く達成したモニターをきちんと言葉で褒める、とか。」

さら「そうね、そういうところがモニタリング部門のリーダーとして特有なスキルだと思うわ。」



かずさ2号「ほかに、モニタリング部門のリーダーとして必要な特異なスキルってあるかな?」

みっちーK「モニターは出張が多くて、全員が一度に顔を合わせることが他の部署に比べて低いわよね。」

トモチカ「そうね。よくて1週間に1度位じゃないかしら?」

ken2「そうなると、リーダーはチームメンバーの体調を見抜く力とか意思疎通を弱めないようにするコミュニケーション力とか、全体を見渡す力が必要になってくる。」

吉野川みなみ「確かにね。今はメールがあるけれど、メールだけでは体調までは分からないわ。その人の声のトーンや顔色、歩き方などで、あ!あの人、今、疲れているな、とかね。そんなところで気づくのよね。」

さりさり「そういう時には、その人の仕事を少しセーブしてあげるとか、他の人にSDV等をサポートしてもらうという配慮が欠かせないね。」



ZOO(ズー)プロトコルからその治験のキモを見つけるスキルも必要だ。」

ペイン「そうそう。この治験ではここがネックになりそうだから気をつけないといけない、とか、この治験はここを押せば、登録が早くなるな、ということを見抜くセンスだね。」

アブラハム「そういうセンスを身に着けるにはどうしたらいいのかな?」

薬作り職人「まずは、絶対的に経験がものを言う分野だと思う。」

おきょう「そうね。でも、経験だけでは駄目だわ。ただ、5つのプロトコルを担当したことが有ります、というのではね、駄目だと思うわ。」

へい太郎「いつも、自分が担当しているプロトコルの問題点や課題を自分で発掘する問題意識や気づく力が必要だ。」

「そういう訓練を通して身に着けるセンスだね。」

あんころ「・・・・・ということは、そういう仕事のセンスは生まれつきのものではない?」

デーモン部長「まぁ、生まれつきプロトコルの裏を読むセンスを持って生まれてきたのは、わしくらいだろう。」(・・・らしい)



Binobin総括報告書の知識或いは作成経験も必要じゃないかしら?」

(▼治験総括報告書のあり方 ▼総括報告書のガイドラインについて


ゆうこ「有ったほうがいいわね。最終的に自分たちはどういうデータを集めようとしているのか、どうデータが集計されるのかが分かっていると治験中から気をつけるようになるわ。」

ムーミン「それがプロトコルを読むときのセンスにも繋がるわね」

パチョレック池上DM(データマネジメント)の知識も無いよりは有ったほうがいい。」

(▼臨床試験データマネジメント―データ管理の役割と重要性




アロウ「現場のモニタリング力を強める方法を知っているのもリーダーの条件だ。」

かりん「机上の空論では何事も前に進まないわね。」

アーリータイムズ「GCPのグレーゾーンやプロトコルに記載されていないことをどんどん即断即決していかないと治験は進まない。」

(▼CRCのための治験110番Q&A〈2006〉等を熟読する。)



おかめ判断力と決断力、そして行動力。」

通りすがりのお方「的確な判断力のためには正しい情報とロジカルな思考ができること。」

りら「即決できる位の判断力を持つには自信も必要だわ。」

なつきさんのお嬢さん「一度決めたら果敢に行動するために勇気も欲しい。」

チビ姫「あとは治験の仕事をしているのだから、言うまでもないけれど、倫理観や創薬ボランティアの安全性を第一に考えられることも不可欠だわね。」



モニタリング部門のリーダーとして必要な特有スキルや経験


・メンバーをしっかりと褒める

・チーム全体を見渡す力

・コミュニケーション能力

・プロトコルからその治験のキモを見つけるスキル

・問題意識、気づく力

・総括報告書の知識或いは作成経験

・DMの知識

・モニタリング力を強める方法を知っている

・判断力、決断力、そして果敢な行動力

・言うまでもないが、倫理観や創薬ボランティアの安全性を第一に考えられること



このテーマは来週にも続くかもしれません。
2006/7/29

■今週のテーマは「働きながら幸せになる」です。


パチョレック池上「働いていて、幸せを感じる瞬間ってある?」

モニ太郎「あるよ。例えば仕事を達成した瞬間。それが小さな仕事だったとしてもね。」

りんご姫「困難な仕事を達成した時ほど、充実感もある。」

捨て猫「ダブルブラインド試験でプラセボに勝ったときとか。」(ウンウン by ホーライ)

べのした「逆にブラインド試験で対照薬(プラセボを含む)に負けたときは、それはもう、お通夜のようになってしまう。」(ウンウン by ホーライ)

有馬街道「自分が開発の一端を担ってたものが世の中に新薬として出たときは、やっぱり嬉しいな。」

バカボン「それはとても分かりやすい幸せな瞬間だ。」



小桑院「治験だと、ひとつの仕事(治験のひとつのフェーズ)が終わるのに、長いと3年位かかるから、それだけに製造販売の承認が得られた時は喜びはひとしおね。」

さくら「なかには基礎のスクリーニングの時からその化合物に付き合ってやってきて、そのまま開発の最後までやっちゃう人もいるので、そうなると10年近くかかるわ。」

博多小町「そうなると、新薬開発の仕事ではまるでハレー彗星のように、ごくたまにしか幸福の瞬間ってこないのかしら。」



カルシファー「もし『新薬の承認』だけが私たちの幸福の基準だとしたら、この製薬業界は不幸のひとだらけよ。だって、成功するよりも失敗する確率のほうが遥かに高いんだもの。」

かぐや姫「だから、そのプロセスの中にも幸福な瞬間を見出す必要があるわ。自分のモラールやインセンティブ、モチベーション維持のためにもね。」

百年の孤独「たとえ治験がプロジェクト的に失敗して、その化合物の開発を断念することになったとしても、その過程で、多くの『達成した瞬間』があると思う。」

Atsu-4「たとえば?」

百年の孤独「たとえば・・・・・・最初はろくに口も聞いてくれなかった治験責任医師と徐々にコミュニケーションが取れて、最後は治験薬の話をできるようになったとかね。」

まきろん「仕事を通じて、自分が成長したと思えることもある。」

フラワー「うん。分かりやすい例としては新人モニターの頃は、たった1冊のCRFのSDVでもヒーヒー言っていたのに、2年も経てば、その分野のことはほとんどカルテから読み取れるようになるとかね。」



ヨ−イチ「自分の成長もそうだけど、後輩の成長を見るのも嬉しいな。」

まひな「特に若い人たちの伸び盛りは、本当に成長が目に見えて早いから、びっくりするくらい。」

デーモン部長「そうそう。まるでコーヒーの樹のようだ。」



トトロ「開発担当者でいると、節目節目が分かりやすくていい。」

ゆーり「はっきりしていることの代表がフェーズだ。今年中にフェーズ1を終わらせ、来年にはフェーズ2に進む、というように段階がはっきりしているので、自分なりにマイルストーンを決めやすい。」

みかん「誰も祝福してくれないなら、自分で祝っちゃえ!と思うこともあるわね。」

港野陽子「治験薬のプロフィールがだんだんペールを脱いで分かってくることにも興奮を覚えるわね。」

パピヨン750「想像以上に効き目があるとか、副作用が少ないとかね。」

ぼつ「でも、その途中って、やっぱり地味な仕事の積み重ねなんだよな。」

デーモン部長「そうそう。まるでコーヒーの豆を挽いているような。」

のん「そういう地味な仕事の中に幸せを見出せるというのは、とても大切なスキル、才能だし、それが新薬の開発のように結果が出るまで時間がかかる職域では必須の能力だと思う。」



薬師寺「ところで、モニターはある意味、一匹狼的なところもあるよね。」

ヨコタテ「そうですね。担当施設における治験の責任は最後まで、その担当モニターにかかっているとも言える。」

織姫「そういう状況で成果が出せる、という個人競技のスポーツに似ているわ。」

みたらし大福「でも、プロジェクトとしてチームの一員という面もあるわよ。」

なつき「施設の治験責任医師やCRCの方とも、連帯感を感じることもある。」

やまちゃん「今では、そういうチームとしての連携がないと、治験は立ち行かなくなっているわ。」

やなか爺「連携プレーにおける幸福感というのもあるぞ。」



ゆみぴー「どの業界もそうだと思うけれど、もっと長い目で見れば、新薬のスクリーニングのような基礎から開発、製造、販売、という上流から下流に川が流れていく連綿とした組織やチーム仕事でもあるわ。」

翡翠「その一員でいられる、という安心感や信頼関係も、一種の幸せ状態と言えるんじゃないかしら。」

ひで「逆に、それが無いとやっていけない。そういう組織、チームでありたいな。」(まったくで。 by ホーライ)


2006/8/12
▼今週のテーマは「製薬会社において誰が主役か?」です。


のの「一つの治験薬が申請までいくと、それは立派な『成果』よね?」

ピクミン「うん。立派過ぎるほど立派な成果だ。」

ドンドン「誰からも文句のつけようが無いくらい立派な成果だと思う。」

秘密研究員「その時に、一番脚光を浴びるのが『臨床開発』の部署(モニターの人たち)だよね?」

メタルナイト「まぁ、そうかな。彼ら・彼女らの仕事無くして、新薬の申請・承認はありえないからね。」

くも「例えば今年のMVPは、というといつも臨床開発のどこかの部署、何かしら毎年、新薬を申請している会社なら、毎年、決まって臨床開発の部署の人たちが選ばれる傾向にあると思わないか?」

よっきゅん「そうね。申請が無くても、フェーズ2を予定通りに終わったチームとか、フェーズ3を予定より早く立ち上げたチームが報酬の対象となりやすいわね。」



ブライアン成田「そうなると、ですよ、たとえば臨床監査の人たちはどうなるの?

ふじおねえ「もちろん、監査の人たちも頑張ってくれたおかげで臨床の仕事も進むんだわ。」

震電「あるいは薬事部の人たち、データマネジメントの人たち、統計解析の人たち、品質管理の人たち、と多くの人が一つの新薬開発に関わっているにも関わらず、何故か、いつも目立つのは臨床開発の人たちなんだよね。」



kaizer11「薬事部や統計解析の人たちは、それでも、まだ新薬申請のどこかのステップで関わっているので、気分的には新薬の申請があれば、自分たちも嬉しいと思うわ。でもね、たとえば、教育研修部の人たちは? 経理の人たちは?」

プリンセス・オーロラ「うん、そうそう。間接的に、それも限りなく間接的にしか、新薬の開発に関われない人も製薬会社にはたくさんいるわ。」

しまうま「総務部、人事部、渉外部、SOP作成担当者やいわゆる管理・サポート部門の人たちだね。」

デーさん「もちろん、そんな人たちのおけげで、モニターや臨床開発の人たちはスムーズに仕事ができることに感謝しているよ、きっとさ。いちいち、声には出さなくてもね。」



ルーシー「でも、たとえば成果主義だと、どうしても今年、新薬の申請をしました、とか、フェーズ3を立ち上げました、というほうが『成果』として、とても分かりやすいし、きっと、評価する側も評価しやすいのよね。」

ルパン三世「会社の貢献度という点でも、会社はすでに臨床開発部署に所属している人たちと、そうでない人たちの間に差を設けている会社もあるわ。」

こさめ「それは仕方が無いんじゃないの?」

スナフキン「まぁ、確かにモニターや臨床開発の部署の人たちは大変そうだし、事実、大変だし、それなりの評価を得るのは当たり前だとは思うけれど、なんだか、やりきれないんだよね、サポート部門から見るとさ。」



くりこ「臨床監査が頑張ると、かえって会社のためにならないという、時代錯誤も甚だしい会社もあるしね。」

大黒「うん。薬事のうるさいところは駄目な会社だとかね・・・・・とんでもない話さ。」

社長秘書「サポート部門としては、直接的でないにしろ、とにかく間接的にでも会社や組織の利益を上げるため、あるいは不利益を減らすために頑張っているわ。」

るみ子の酒「もちろんだわ!監査が機能していない会社は長い目でみれば落ちてゆく。」

オチケン「あとさ、タイトな開発スケジュールを守るために、CRFの回収が遅いと、後工程の部署にしわ寄せがくるんだよな。」

十条「そうそう。DMももちろんそうだし、解析だってそうだ。監査もそうだし、薬事部はもっと大変だぞー!



JOYママ「特に小さな組織ではひとりのDMや解析担当者がいくつものプロジェクトを抱えているから、しわ寄せが固まってくると、もう大変!!毎日がデッドラインの戦争だわ。」

ぷか「なのに、新薬の申請が済んだり承認が降りると脚光を浴びるのが臨床開発の部署だけというのも変な話よね。」

カッコ亀井「どこの部署が偉いとか、力があるとか、という話は幼稚園みたいだけど、これがまた結構、大切でね。」

MT「そうなのよね。理屈と感情はまた別だから。報酬とか、昇給、昇任やなんやかや、あるからね・・・・・・・。」



ぽちりん「ぅおぉ〜〜〜〜〜い!!みんなぁ〜〜!EDの吸引の承認が降りたってさ! 今日は、みんなでパーティーよ。」

デーモン部長「やっほい!」
2006/08/26


▼今週のテーマは『組織での役割と自己啓発


BECK「会社に入りたての新人の頃に、会社での行動にとまどったことはない?」

デーモン部長「あるね!!トイレはどこだ?とか社員食堂はどこだ?とか」


ハレ〜「言うまでも無く、デーモン部長が言ったようなことではない。どう振舞うか、自分のありのままがいいのか、それとも会社には会社の要求する立ち振る舞いがあるのだろうか、ということについて、悩んだことはある。」

ヨネヤマ「たとえば、どいうこと?」

ちゃちゃ「分かりやすい例としては、『ノーと言えない弱さ』があるため、嫌な仕事や役割がたくさん回ってきて困っている人を見かける。」

黒丸「そういう人には適切なアドバイスをしてあげるべきだね。」

フロリス「でも、持って生まれた性格だからね・・・・・・。」

デーモン部長「え!そうなの?わしはこう見えても、昔はとてもナイーブで、仕事を断れないでいたら、死にそうなくらい仕事が増えたので、もうできん!!と、丁重にお断りが言えるように訓練したぞ。」

さら「あれ、そうだったのですか? デーモン部長の逃げが上手いのは、てっきり『持ち前の才能』かと思いました。」



かずさ2号「他人のことにどこまで踏み込んでいいのか、ということも難しいときがある。」

みっちーK「うん。人により、許容範囲が違うからね。」

のの「それに、性格や考え方にいろんな人がいて、学生の頃とは桁違いにいろんな価値観を持った人と同じ職場で働くことのとまどいは有ったね。」

トモチカ「それまでは、自分はどんなところでもやっていける適応能力があると思っていたのが、見事に打ち壊されることもしばしばだわ。」

ken2「まずは、そういった、社会の洗礼を否応無く受けるのが新人の第一の関門だね。」

吉野川 みなみ「もし、今の日本の会社組織の考え方や、自分の入った会社の風土、考え方に着いていけなくなった時が危機ね。」

さりさり「うむ。危機という捉え方もあるし、機会という捉え方もあると思う。」

ZOO(ズー)「思案のしどころよね。今の会社に残るか、別の新しい世界に入ってみるか。」

ペイン「そうだね。完璧な会社なんか、もちろん無いけれど、どこかに難点があり、それが、自分のポリシーや性格、考え方とぶつかり合ったら、そこに長くいるのは辛いことだ。」

アブラハム「その時に会社に適合できるように自分の考え方を変えるか、あるいは受け止め方、感じ方を変えるように訓練するかしないと、自分が潰れることがある。」(認知療法参照「心のつぶやきがあなたを変える―認知療法自習マニュアル」等)



薬作り職人「自分が正しいと思ったことが、全ての人も正しいと思うとは限らない、というか、そうではないことが常識だ。」

おきょう「モニターの仕事ではGCPという背骨のようなものがあるので、それを中心に考えて仕事をすればいいけれどね。」

へい太郎「うん、会社という社会はある意味、不文律がまかり通る場所だから。」

「そんな中で自分を生かしていく方法はあるの?」

あんころ「それは、まず自分にどんな役割が期待されているかを考えることね。」

Binobin「モニターという役割も、製薬会社、CROによって微妙に違うところがある。」

ゆうこ「モニターはただの使い走りだと考えるところもあれば、自分で何でもできる自己完結型のモニター像を求める会社もある。」

ムーミン「GCPの解釈を保守的に硬く硬く考える会社もあれば、自主解釈の余地を大きく捉えている会社もある。」

アロウ「自分が入った会社では、どのようなモニター像を期待されているかをまず考えてみることね。」

かりん「もし、自分の理想と会社が求めるものが違ったら、自分が会社を辞めるか、それとも会社を変えるか、あるいは中間の妥協点を見つけるか、という選択肢になるね。」



アーリータイムズ「どんな環境におかれても、最終的には人生の幸福は自分の責任だから、その中で、どう自分を成長させるかを考える必要がある。」

おかめ「セミナーを聞いたり、研修会に出席すれば、それではいオシマイ、ということはないからね。」

通りすがりのお方「うん、自分が置かれている状況は千差万別だから、最後は自分で考える必要がある。」

りら「自分の理想や自分のやりたいことが、会社の方針とピタッと合うことはまれだから、妥協しつつも、これだけは譲れないものを持って行くしかないわ。」

デーモン部長「うむ、それこそ、わしのコーヒー道だ!・・・・・・・それはそうと、最近、ここで薬の開発の話がテーマになっていないぞ。」(ピンポン! by ホーライ)

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